2024年12月13日、OpenAIはChatGPTに新機能「Projects」を追加しました。これにより、ユーザーは資料やデータをより効果的にまとめて回答を得ることが可能になりました。この機能の導入は、特にヘビーユーザーにとって便利でありがたいものとなるでしょう。
既存機能との違い
これまでのChatGPTでは、ユーザーは毎回「新規チャット」を作成し、その中で会話や調査を行っていました。しかし、「Projects」機能では、一つのテーマに基づいたプロジェクトを作成し、その中に複数のチャットを組み込むことができます。これにより、PDFやエクセルファイルなどの参考資料をプロジェクト単位で共有したり、最終的に書き出す文体を統一することが可能になりました。
具体的な利点は以下の通りです:
– 資料や指示の一括管理: アップロードした資料やカスタム指示をプロジェクトに保存し、再利用が容易になります。
– 文体やスタイルの統一: プロジェクト全体で一貫性のある文体を設定でき、文章の整合性が保たれます。
– 履歴の参照性向上: 過去のやり取りやアップロードされた資料を簡単に確認できるため、情報を迅速に引き出せます。
使い方:ChatGPTで記事作成の場合
私自身、この機能を日常的に利用しており、特にnoteを書く際に重宝しています。具体的な手順は以下の通りです:
1. 毎日テックニュースを一つピックアップ。
2. 記事をPDF出力。
3. ChatGPTの「新規チャット」に読ませる。
4. 新規性や革新ポイントをChatGPTと議論しながら洗い出す。
5. Canvas機能で記事として書き出してもらう。
6. 目指す主張や文体になるように修正指示を繰り返す。
7. 最終的にnoteの投稿画面に内容をコピペ。
8. 手作業で最終調整を行い、投稿。
特にストレスを感じていたのは、修正のプロセスでした。ChatGPTの文体には一定のクセがあり、毎回同じ修正指示をしなければならないという手間がありました。しかし、Projects機能の追加により、共通ルールを設定できることが非常にありがたく感じています。
文体や着目点など「共通ルール」が作れるように
ChatGPTが生成する文章には、英語を日本語に翻訳したような回りくどい表現や、固く難しい文体が見られます。これらのクセを軽減するために、共通ルールを設定できるのは大きな利点です。これにより、毎回同じ修正を繰り返さずに済むため、作業がスムーズになります。
ChatGPTに長期記憶を持たせる
「Projects」機能には、過去の資料や会話履歴を簡単に参照できる機能があり、これによって新しい記事を作成する際に過去の情報を振り返りやすくなります。常に同じプロジェクト内で作業を進めることで、ChatGPTが記憶を持つような感覚を得ることができます。
ProjectsごとにChatGPTの人格設定を分ける
また、Projects機能を活用することで、さまざまな専門家としての人格を育てることも可能です。例えば、「地域のゴミ捨てルールに詳しいプロ」といった具合に、特定のテーマに特化したキャラクターを設定することができます。
まとめ
ChatGPTのProjects機能は、ライトな使い方ではその便利さを実感しにくいかもしれませんが、ヘビーユーザーにとっては非常に重宝する機能です。共通ルールの設定や文体の一貫性、効率的な資料管理など、さまざまな面で作業を助けてくれます。
本来、Projects機能は複数人で共同作業を行うために設計された機能ですが、個人での利用でもその便利さは十分に発揮されます。さらに、過去の資料をプロジェクトごとに管理することで、高性能な司書としての機能も持たせることができます。
このProjects機能がこれまで存在しなかったことが不思議なくらい、私にとっては非常に便利な機能です。ChatGPTに慣れてきたら、ぜひProjects機能を使って新規チャットを作成し、その便利さを実感してみてください。
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